4月 20, 2012
禁断の多数決
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透明感 / LET’S GO
PRICE : 300yen
収録ファイル
皆さんは、これまでに、いったいどんな音楽を聴き、体験し、感銘を受けてきたのでしょうか。例えば私の場合、幼少の頃には、『コンピューターおばあちゃん』のアンバランスさに心踊らされたり、『およげ!たいやきくん』に、なんとなく人生の儚さを感じたり、『パップラドンカルメ』の、結局ただの噂でしかないという見も蓋もない歌詞に度肝を抜かれ、逆に感性を学んだりもしました。青春時代には、120分テープいっぱいに『残酷な天使のテーゼ』だけを繰り返し録音して、ひとり悦に入ったり、友人と二人で、深夜に変なテンションで作詞作曲した共同作品が、『ゆず』そっくりだったり、片想いだった美大生の気を引くためだけに、ちっとも良いと思わない現代音楽を猛勉強したりもしました。世代の違いこそあれ(例えば『パップラドンカルメ』が『つけまつける』に入れ替わったとしても)大同小異、人はさまざまな音楽と接しながら生きているのだと思います。私が『禁断の多数決』の奏でる音に、一種のシンパシーを感じるのは、彼らもそうやって生きてきたからではないでしょうか。一聴すればわかると思いますが、つかみどころのなさ、アンバランスさ、人なつっこさ、非日常的で怪しげな感じは、この大人の私でも心ときめくものがあります。ただ、一点だけ言わせて頂きたい。私は『禁断の多数決』の元マネージャーで、諸事情によりクビになった者ですが、(原稿料を頂けるということで、僭越ながら、こうして推薦文を書いております。)いまとなりましては、メンバーには何の恨みもございません。ですが、秋の夜に、鬱蒼とした森に入り、呪術の儀式とやらに訳もわからないまま参加させられ、得体のしれない水を飲ませようとしましたね。ああいうのは如何なものでしょうか。あれ以来、私は、それを思い出しては、ガタガタと子羊のように震える日々を送っております。もう二度と止めて頂きたい。。。まぁ、そういう一筋縄ではいかない、奇想天外な一面を持つ集団ではございますが、『禁断の多数決』の『音楽』は大変素晴らしいものですので、是非とも購入して、楽しんで頂きたく存じます。ではまたどこかで。サヨナラ、サヨナラ。
禁断の多数決 元マネージャー
この集団との出会いは2011年末。
高円寺のDUM-DUMショップの紹介をしてもらった同号のQuick Japan誌(の松本亀吉氏の記事から)。
そうそう今でも忘れません、12/13神聖かまってちゃん@新木場スタジオコースト公演の楽屋で「透明感」のYouTube映像を見ただけで心をずきゅんと持っていかれましたっけ。
翌週には禁断の多数決構成員の皆さんがうちの店に遊びにきてくれて、すぐに意気投合、この度パートナーとして活動を共にしていくことに。
七尾旅人氏考案のDIY STARSのサポートによる、弊社DUM-DUM OFFICE ダウンロード/デジタルストアの第一弾販売です。
希望溢れる2012年、新学期。
この曲たちと共にお過ごしいただけましたら幸いです。
あー良い曲ですよ♨
2012.4.20 DUM-DUM LLP 富樫陸/野村幸弘
てんぷらちゃん、尾苗愛、ローラーガール、シノザキサトシ、はましたまさし、ほうのきかずなり、処女ブラジル、akorineを中心に2010年結成。
2011年より動画サイトにて自作のミュージックビデオをアップロード開始。2012年アルバムをリリース予定。
http://kindan.tumblr.com/