うわさのチャンネル

うわさのチャンネル第8回

5月 29, 2012


TEXT : タレコミ (twitter : @tarekomijapan

どうも。タレコミです。最近はもう夏なんじゃないかと思うような気温でこれから梅雨がくるのかと思うとちょっと憂鬱になったりもしますがいかがお過ごしでしょうか?
(まあ一説によると梅雨というもの自体だんだんなくなりつつあるみたいですが)

最近は引き続き風営法問題の議論が活発化していますね。朝生あたりでそのうちやってくれないですかね。本当に。このままいくとライブハウスとかにも火の粉がとびそうで怖いです。この問題は完全に解決することなく周期的にこのように浮かび上がってくるものなのではないかなと思います。もちろん何かしらの解決策が見いだせればベストですけど。

再結成したストーン・ローゼスのライブ映像を見ましたが、かなりよくって今年のフジロック観に行きたいなとやっぱり思っちゃいました。できれば単独やってほしいけどどうなんだろう。

今回はここ最近ちょっと思うことを。僕の周りの音楽好きな子でよく「ヒップホップは聞かないんだよね」と口にする子が多い。僕自身は日本語ラップはもちろんのこと海外だとストーンズ・スロウものはすごく好きだしその時々いいのがあればきちんと聞いている。
USの動きなどは最近は早すぎてついていけてない部分もあるけど。なぜ好きかといわれても「おもしろいから」としか答えようがないというか。「かっこいい」というより「おもしろい」と僕は捉えている。
そんな友人たちが次々と「これはかっこいいと思って聞きだしたんだ」といったのが、今日本語ラップの中ではこの2組が話題といっても過言ではない「SIMILAB」と「田我流」だった。僕も好きで作品もライブを堪能している。友人たちいわくSIMI LABの場合はYou tubeでみたPVなど。田我流の場合は映画「サウダージ」がきっかけだったようだ。
すごくざっくりいっちゃうと「音楽以外の部分がきっかけだった」ということになる。
でも結局音源も買ってライブもいったりしてその人たちの「音楽」も好きになっている。
友人はKAIKOOでの田我流のライブ見てライブではじめて泣いたと話していた。
こういう話しを聞いた時に改めてバンドでもミュージシャンでもラッパーでも音楽以外での表現の大切さみたいなのを認識した。よくストイック気どりのバンドマンなど「音楽だけでいい」なんてことを話す人もいるけど、このご時世しらべればすぐ音源なんて聞けるし、試聴してちょっと気に入らなかったらその人の中では無かったものになってしまう。
だからといって音楽以外のことに力をいれすぎてもいざという場面で本質である音楽のメッキがはがれてしまう。
じゃあどうすればいいのかという確実な答えは誰にも見つけられないだろう。
SIMI LABも田我流も非ヒップホップリスナーからの支持がすごく強いのは「キャラ」いいかえれば「人柄」なのだろう。
それが作品に「温度」を与えているのではないだろうか。

もっとつっこんで彼らの音楽やリリックはどうでだからうけるんだみたいな書き方もできなくはないけど、ここではそれに関してはかかない。

ただぼんやりとなんでこの2組は受け入れられたのかなーと考えていたときに結局は「人柄」なのかなーと思ったという話しで。(なんかキャラというよりかは人柄という表現のほうがしっくりくるので)
これは音楽にかぎった話しじゃないよなと色々考えていたここ数日。
年をとったのか「人柄」とか「温度」とかに敏感になってきているのかなと思ったり。

それでは今回はこのへんで。

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