そうだ、ライブハウスへ行こう

いい時間 Mary Joy Recordings&UNIT presents “ONE”

9月 28, 2012


9月21日(金)夜。友人と恵比寿で待ち合わせて代官山UNITに向かう。
UNITへ向かう途中コンビニでお酒を購入しぶらぶら歩く。しばらくすると恵比寿BATICAの前をとおる。
「今日何やってんだろう」とのぞくとお客さんも多く盛り上がっている。、
「BATICA雰囲気いいよね」そんなことをいいつつ先日その友人と見に行ったTHE OTOGIBANASHI’Sの初ライブの話しをする。「今ヒップホップおもしろいよね」確かに。

そんな僕らがいったイベントはMary Joy Recordings&UNITpresents “ONE”

Mary Joyの顔であるShing02をはじめ。田我流や奈良からEVISBEATS、DJにはやけのはらやBudamunk、
下のSALOONではECDやDJ KENTなどがDJをするラインナップだけみてもわくわくするようなイベントだ。

入るとBudamunkがプレイ中。まだオープンしたばかりか人がまばら。
下のSALOONにいき、お酒を飲みながらECDのプレイを聞く。古い歌謡曲や初期のロックンロール、ヒップホップなど。どれも決してフロアライクな楽曲ではない。普段聞いているであろうものをかけている。

上でShing02&Chimp Beamsのライブ。先日リリースしたアルバム「ASDR」のセットだ。

驚いたのがChimp Beams。まったく初見のバンドでここまで驚いたのは久しぶりだ。プロフィールにふれて音のことなど。つぎへ。
Shing022のラップは英語だと日本語のときよりグルーヴ感がありバンドとの相性ばっちり。このタッグは今後もぜひ続けてほしい。

そして次は田我流。ECDもいるので、ワンマンの時にも聞けなかったあの曲がきけるかなとおもったら、なんと一曲めにStraight outta 138 feat. ECD
ECDのバース「言うこと聞かせるばんだおれたちが!」でコールアンドレスポンス。ECDはこの日アディダスの黒のジャージをきていた。前方に拳をつきだしふりおろす独特のアクションが、さんぴんキャンプのオープニングとかぶる。
田我流が曲が終わったあと続けることが一番の才能だとおもうとECDを称えていた。

その後も磐石のライブ。1時間強会場をロックした。
途中MCで数年前にシンゴ2とリキッドルームで共演しその時のライブがぼろぼろで楽屋で号泣したと話していた。こういう話しするところも田我流の魅力の一つ。個人的に今一番ライブを見てほしいアーティストが田我流だ。

ライブに最後に登場したのはエビスビーツ。先日リリースしたアルバム「ひとつになるとき」も好評。東京であまりライブをしないので僕も楽しみにしていた。お客さんも待ってましたとばかりに大歓声で迎える。

数年前にAMIDA名義のライブを見て以来だが、相変わらずトラックもラップもいい具合にメロウでゆるくていい。
ライブも終盤に差し掛かりイルリメこと鴨田潤が作詞した名曲「いいじかん」を披露。
夜中の深い時間なのにフロアが多幸感で溢れる。いい雰囲気。
そして誰もが「最後はあの曲か?」と期待が高まる中、イントロが流れる。
「ゆれる feat 田我流」。大歓声!そしてところどころから「クラシック!」という言葉が聞こえた。
そう。僕らにとってはこの曲は既にクラシック(何年経っても色褪せない名曲)なのだ。EVISBEATSと田我流が一緒にラップをしている姿が本当に楽しそうで、フロアも笑顔で溢れていた。朝方4時を過ぎているのにこんなにいい雰囲気のフロアは久しぶりだった。

電車もそろそろ動く時間なのでやけのはらのDJを少し楽しんでUNITをあとにする。
外にでるともう半袖じゃ肌寒いくらいですっかり夏から秋に変わっていた。
友人と「朝まで遊んだのに体も疲れてないしこんなにぬけのいいことないよね」と話した。それくらいいいイベントだったということだ。EBISBEATSの「いい時間」と「ゆれる feat 田我流」が僕らに秋の訪れを感じさせてくれた。
まさに今日は「いい時間」だった。


プロフィール

タレコミ
東京生まれ東京育ちの30代前半。
DUMDUM構成員。
twitterで気になる情報などリツイートしてます。
@tarekomi.japan

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